ウッドデッキDIY 其の六 束柱 前編
DIYだよ! ウッドデッキ
隙間時間の活用
こんにちはyuzです。
ウッドデッキシリーズの第6段となる今回は、いよいよyuzの得意分野に取りかかります。
前回ヤマちゃんが据えてくれた束石の上におっ立てる束柱を切り出していく作業です。
どうぞおつきあいください。
束柱:高さの設定
まずは束の高さを決めなくてはいけません。サンドイッチ工法では厳密に高さを揃える必要はないのですが、そうは言ってもあるていどはね。
6本の仮柱と水糸を駆使してだいたいの束高さを求めていきます。
想定床面の高さに水糸を張りました。これを基準に計算しましょう。
この数値から、床板の厚み(38mm)を引いたところが、根太の上面になります。
当たり前のことですが、束柱は根太の上に出ないようにしなくてはいけません。
何となく上手く収まるように数値を決めました。
さぁ切り出ししましょう。
束柱:切り出し
差し金で墨を出します。
マスキングテープで長さの表示をしておきましょう。
出ました!
まいどおなじみ手ノコ野郎yuzです。小屋つくり以来の相棒ゼットソーが大活躍します。
ヒノキです。ノコを挽くストロークごとに素晴らしい香りを放ちます。
切断面を少し見てみましょう。
ハハハ、これがyuzの腕前です。こんなもんですよ。
合計36本を切り出すのにはかなり時間がかかりました。途中でゼットソーの刃を交換してから若干ペースが上がりましたが、それでも平日の帰宅後の時間を使って3日ほどかかりましたね。
3時間以上ブッ通しでノコを挽くのはウンザリですが、なぁに3日に分ければどってことないです。
木口にしっかり塗料を塗って、束柱は完成です。
なかなか工事の時間がとれませんね。
平日のわずかな時間をコツコツと積み上げながら工程を消化しています。
本日の費用:677円
(水平器:677円)
ここまでの費用:35,549円
残予算:164,451円
最後まで読んでいただいたかた、ありがとうございます。
次回は束柱の固定作業をお伝えできるかと思います。
どうぞ辛抱強くおつきあいください。
それではみなさん、よきDIYライフを!
ウッドデッキDIY 其の五 基礎
DIYだよ! ウッドデッキ
あの男が再び
こんにちはyuzです。
ノロノロと進めていますウッドデッキDIYシリーズの第5弾ですね。前回お伝えした束柱の塗装も既に終わり、ようやく工事らしい工事が始まります。
ズバリ今回は基礎工事の模様をお届けしましょう。
最後までおつきあい頂ければ幸いです。
さて、ウッドデッキを据える場合に、どうしても避けては通れないのが基礎工事です。
束柱を支えるために、こういう「束石」というヤツが必要になるわけです。
当たり前のことですが、束柱と同数揃えなくてはいけません。
その数は実に36コ。ちなみに単価は416円。
これを全てモルタルで地面に固定してやるとなるとこれは大変なことだなぁ。
この画像は2018年の12月、自転車小屋の基礎工事の際の写真です。
右手に見える人物は、yuzの同僚にして元外講・土木職人のヤマちゃんですね。
今回も彼に助力を仰ぎます。
二つ返事で引き受けてくれました。
これで心配はなかろう。yuzはヤマちゃん職長の怠惰なる手元工として動けばいいのです。
砂とセメントを混ぜ合わせて水を加えることでモルタルを練ります。
専用のトロ箱などありません。捨てても惜しくないコンパネの上での作業です。
その間にヤマちゃんは作業手順を確認しています。足元に見える土むき出し部分もモルタル簡易舗装を施す予定です。
yuz練る係、職長ならす係で作業が始まりました。あいかわらずコテさばきが鮮やかです。
得意の水糸を駆使して石を正確に配置していきます。
ちょっと図面を見ていただきたいと思います。
束柱を両側から挟むように根太が走りますから、画像で左右方向のズレは厳禁です。
逆に上下方向には多少ズレても構いません。なんとでもなるはずです。
もひとつついでに言えば、束石の高さを揃える必要もありません。水平さえ出ていればよいのです。
ということやでヤマちゃん!
「そんなら楽勝やこんなもんは」
おぉ職人に二言無し。
ほんとうにテキパキ終わらせてしまいました。あい変わらずすごいなこの人は。
ヤマちゃんの仕事はこれでおしまい。
お疲れさまでした! ありがとうございます。
あとの細かい部分はyuzがやりましょう。
まぁ何ですよ、こんなもんはデッキの下になって見えなくなる部分が殆どです。
土の露出した部分をペタペタと埋めてやればいいんですよ。
できあがりました。
セメントを2袋 (1袋余りました)、砂を土のう5袋でここまでです。
まぁいいんじゃないですか。
慣れない仕事で疲れました。
朝9時から始めた作業が終わったのは15時前でした。ヤマちゃんが帰ってからお昼休憩をゆっくりとりましたから、本当にぼちぼちペースの作業です。
実用強度が出るまで3日ほど待つべし、ということですから、それまで触らず放置しましょう。
本日の費用:17,327円
(砂1,555円 、セメント 1,212円、束石14,560円)
ここまでの費用:34,872円
残予算:165,128円
最後まで読んでいただいたかた、ありがとうございます。
次回記事では束柱を切ったり固定したり…そんなとこでしょうね。
また引き続きおつきあいください。
それではみなさん、よきDIYライフを!
ウッドデッキDIY 其の四 束柱の塗装
DIYだよ! ウッドデッキ
一歩づつでも前へ
こんにちはyuzです。
焦らずのんびりやっていますウッドデッキDIYシリーズの第4弾です。
前回記事で図面が一応できあがり、束石と木材、金物などの必要数がほぼ見えました。現在インターネットや実店舗でそれぞれの発注を終えて、到着を待っている状態です。
そんな中で、束柱用の材だけは店頭で購入することができました。
さすが世界に誇る日本のレガシィです。
これくらいの積載は余裕や。
購入したのはヒノキの90mm角、長さ2000mm。合計で11本。1本あたりのお値段は税別1,450円でした。
工程の順番にこだわることもないでしょう。柱の塗装だけでもやっておきますか。
まずはその前に
自転車小屋つくりのさなか、yuzは腰を痛めて連休の2日間をフイにしました。
その忌まわしい作業が他ならぬ塗装です。
地べたでの作業は四十男の腰をジワジワと痛め付け、ついに爆発させるに至りました。あの痛み決して忘れません。
二度とごめんだ。
ということで、今回は簡易のウマを作りました。ほとんどの木材は会社に打ち捨てられていたモノですから、材料費は700円くらいです。
やっつけ仕事もいいところですが、まぁいいでしょう。
役目を終えたあかつきには、バラしてベンチなり階段なりの材料にでもしますよ。
塗装 ~もっとも嫌いな作業~
幸いなことに向こう一週間は雨の予報が出ていません。
となればカーポートの屋根なんていらねえな。庭で塗装しよう。
ここなら汚そうがこぼそうが問題無しです。地面を養生する手間が省けました。
塗料はこいつを使います。
小屋工事の残り物です。
安物のハケで何度か重ね塗りしていきましょう。
ゆっくり塗料の浸透を待ちながら作業を進めます。
まぁ何ですか。塗装キライのyuzです。
ダラダラやってればちょうどよくいけますよ。
おっと木口も塗りましょう。
ここは特に湿気の影響を受けやすいところです。しっかりしっかり塗料を染み込ませたいですね。
4~5回重ねてこんな感じです。
いいんじゃないですか (早くやめたい)。
いかにも飽きました!
あいかわらず楽しくない仕事ですよ。
しかしウマの使い勝手は最高でした。
高すぎるかな、とも思いましたが、なんのなんのピッタリです。
もっと早く作っておけば良かった。
残りはぼちぼち平日の時間あるときに進めていきましょう。
できるだけ濃いチーク色にしたいです。
塗料も追加購入しなくてはいかんですね。
今回の費用:17,545円
ここまでの費用:17,545円
残予算:18,2455円
最後まで読んでいただいたかた、ありがとうございます。
今後とも引き続きおつきあいください。
それではみなさん、よきDIYライフを!
ウッドデッキDIY 其の三 工法と図面
DIYだよ! ウッドデッキ
工事開始はまだまだ
こんにちはyuzです。
一向に工事が始まらないDIYウッドデッキですが、準備は着々と進めています。
資材調達の段取りや、日程の調整など、記事にならないような事に忙殺される毎日です。
さて、前回記事では使用する木の種類を決めました。
今回はウッドデッキの構造、組み立ての工法についてお話しようと思います。
よろしくおつきあいください。
ネコでもわかるウッドデッキの工法
ウッドデッキには大きく分類して2とうりの工法があります。
それぞれの特徴を簡単にご紹介しましょう。
1 .大引き工法
当ブログ伝統の手描き解説図です。
どうも自転車小屋の頃よりいささか画力が落ちた気がしますが、ご勘弁ください。
まずは「大引工法」です。
地面に据えられた「束石」から垂直に伸びる「束柱」。束柱の頭の上に渡される太い材が「大引」です。そして大引と直角に交わるように「根太」が載せられます。
根太の上に床板が貼られるわけです。
おそらく古来から伝わる工法でしょう。
ポイントは何と言っても束柱の高さ (長さではないですよ) をピシャリと揃えるところですかね。「散髪」と呼ばれる工程です。
柱に直接乗せられた大引がデッキ部分の重量を支えるため、耐荷重性に優れると言われています。
2.サンドイッチ工法
そしてこちらは「サンドイッチ工法」。
束石と束柱は大引工法と同じです。しかしこちらには大引がありません。
束柱を両側から挟むように、根太が取り付けられています。当然この根太の上には床板が貼られるわけです。
ポイントはやはりこの根太の固定方法でしょうか。束柱の高さを厳密に揃える必要がないため、ビギナー向けとされています。
ただ、大引工法に比べて耐荷重の面で不利であるとか、デッキ下部の風通しが悪くなるという声もよく聞くところです。
さぁどっちだ
yuzの腕前を考慮すれば、悩む余地などないでしょう。
束柱の高さを揃えるのに便利なレーザー水準器もないし、サイフォンの原理もよくわからんyuzです。
アーもスーもありません。
サンドイッチ工法を採用します。
この踏み台はサンドイッチ工法のイメージを掴むためにyuzが作ったものです。
これでけっこう頑丈なもんですよ。
図面を描く
さぁ描きましょう。
縮尺1/10でやりますよ。
拡大してもらえれば、yuzの字の拙さと各寸法が分かりやすいかと思います。
少し細かく見ていきましょう。
四角く墨がかかっているのが束柱です。
必要数は36と出ました。
画像で左右方向 (実際は東西) の束ピッチはかなり悩みましたが、最短で500、最長で675としています。
画像で上下方向では850としました。
根太、床板ともに2×6(38mm×140mm)サイズの材を使います。実際にホームセンターの店頭で店員さんと荷重実験してみましたが問題無さそうでした。
店員さん、その節は本当にありがとうございました。
この店で買うぞ!
図面中央に2本だけ描いてある青いのは根太ですね。長さは2615。
18枚の床板を5mmづつの隙間で並べれば、ちょうどよい塩梅になる計算です。
床板は東西方向には長さ2000、1000、2000と並べます。
束柱の長さだけはまだハッキリとは読めません。
実際に束石をモルタル固定してから算出しましょう。おおむね300~350ほどになるはずです。
また、南側(画像で上)の束柱11本はフェンスを取り付けるため、床板の上まで伸ばす予定です。とりあえず黒丸の6本は1500くらい、赤丸の5本は470くらいになるかな。
よし。だんだんと計画の目鼻立ちが見えてきました。
ざっくり予算も出してみましょう。
予算
へへーっこれはネコおかみ、デッキ部分までで約19万円でごぜえます。
それからフェンス、階段、テーブルとなりやすと…へへーっ。
ということです。
今後は資材や消耗品など厳密に費用を計算していこうと思います。
yuzのヘソクリがみるみる減っていく様をみなさんにもお伝えしましょう。
最後まで読んでいただいたかた、ありがとうございます。
次回あたりからコツコツと作業風景をお伝えできるかと思います。
どうぞ引き続きおつきあいください。
それではみなさん、よきDIYライフを!
ウッドデッキDIY 其の二 木材の選定
DIYだよ!ウッドデッキ
机上の空論をこねくり回す
こんにちはyuzです。
前回記事から始まりましたウッドデッキシリーズの第2段をお届けします。
まだ実際の作業は全く行っていません。
その前に考えること、決めておくことが少なからずあります。
すいません。
しかし必要なことなのです。
今回の記事では使用する木材の種類を中心にお話しさせてください。
木材選び
樹脂製の人工木材などを除けば、ウッドデッキに使用される材料はほとんど全てが木材です (一部アルミ製の柱などを使う場合もあります)
同じサイズの木材でも、木の種類ごとにそれぞれに特徴があり、向き不向きがあります。当然ながら価格も違ってきます。
ウッドデッキによく使われる木の品種を少しお勉強してみましょう。
ドシロウトのyuzです。
間違いあればご容赦ご指摘ください。
こんなにあるよ
・ ウリン
ハードウッドの代表格。またの名をアイアンウッドと呼ばれるほど硬く、重く、耐久性に優れた材です。塗装無しでもメンテ不要と言われています。一方で加工性には難あり。コーススレッドを直接打ち込むと割れるとか。お値段はド高め。
・サイプレス
これまたハードウッド。ヒノキ科というだけあって湿気に強い。ウリンほど硬くもないため加工性もそこそこ。そして無塗装メンテフリー。お値段は高め。
・ウエスタンレッドシダー
これもヒノキの仲間です。最初は名前どうり赤い木肌ですが、数年紫外線を浴びると昔のスカイラインみたいなガンメタ色に変化します。ソフトウッドでありながら無塗装メンテフリーの耐久性を誇り、加工性○、お値段ちょっと高め。
・SPF
ソフトウッドと言えばこれです。スプルース、パイン、ファーの頭文字をとって名付けられています。この3種は見分けがつかないほど似ているため、ひとまとめに製品化されるんだとか。
軽く、柔らかく、加工性◎ ただ湿気にはとても弱く、無塗装・雨ざらしでは1年もたないことも。お値段は激安。
・スギ
日本を代表する材の一つ。ソフトウッド。生木は花粉を飛ばす。軽く、作業性に優れる反面、木目に沿って割れやすい一面もあります。SPFよりも耐水性に優れ、木目はワイルドでカッコいい。お値段は安め。
・ヒノキ
日本を代表する材の一つ。ソフトウッド。生木は花粉を飛ばす。軽さや加工性はスギと大差ないものの、耐水性に大きく優れています。表面を仕上げるとツルツルになって塗料も乗らない。高価なイメージもあるが、実はお値段そこそこ。
ウッドデッキに適した木材は?
とても一言で片付けれる問題ではありません。使用環境や予算、入手性などなど鑑みる要素はたくさんあります。
しいて言うなら「ウエスタンレッドシダー」あたりが定番でしょうか。
公共施設などでもよく使われている印象です。
ウエスタンレッドシダーを使うほどの予算はありません。SPFは耐久性に疑問があることに加え、木目が好みではありません。
yuzは決めました!
ヒノキとスギ(防腐処理済)のハイブリッドで作ります。
なぁにメンテフリーなど求めていないyuzです。
家族みんなでこまめに塗り直すのも楽しいじゃないですか。
そうやろみんな ?
即位礼正殿の儀の日、yuzはパナチタンに乗ってホームセンター巡りをしていました。
自転車乗り入れ禁止のスケボーパークを横目で眺めつつ、4軒のホームセンターをハシゴしてきました。
狙うサイズの材は何とか全て地元で揃えられそうです。
ヘタクソな図面もほぼ完成しつつあります。
数量がしっかり読めしだい発注を急がなくてはなりません。
最後まで読んでいただいたかた、ありがとうございます。
次回記事では、工法や図面もどきのお話しをさせてください。
実作業をご紹介できるまで、もう少し時間かかりますが、引き続きおつきあい頂ければ幸いです。
それではみなさん、よきDIYライフを!
ウッドデッキDIY 其の一 プロローグ
DIYだよ!ウッドデッキ
はじまりのはじまり
こんにちはyuzです。
自転車小屋以来、約5ヶ月ぶりにDIYのシリーズが始まります。某国民的人気アニメのタイトルをお借りすれば「ウッドなデッキを作るゾ」ということになりましょうか。
自転車小屋 其の一 プロローグ - こちらyuzの自転車小屋
これは完全にyuzの趣味でした。こんなワガママを許してくれた家族には今も感謝しています。
一方で今回のウッドデッキは家族の総意によって立ち上がったプロジェクトです。
「パパあんなのつくれる?」
こう娘ちゃんから訊かれたのは今から1年ほど前の事でした。家族そろってアニメ「クレヨンしんちゃん」のDVDを見ていた時です。
そのエピソードは、しんのすけ、みさえの前で大見得を切ったひろしがウッドデッキを作ろうとホームセンターに行くものの、予想を遥かに上回る手間とコストに結局あきらめてしまう、という内容でした。
「ひろしと一緒にすんな。できるよ」
「えっ! つくってつくって」
「あれの上でバーベキューするか」
「いいね! うわー楽しみ」
ぐらいの軽いノリですが、女房殿も末娘ちゃんも盛り上がってしまって、yuz自身の意欲も高まっていったのです。
小屋つくりや、その他もろもろのイベントでなかなかウッドデッキ計画に着手できない日々が続きましたが、ついに約束を果たす時が来ました。
場所はここ、時は今
建設予定地の写真です。
中古で購入したこの家は、前オーナーによる意味不明なイタズラの跡が各所に見受けられます。
この部分のシロウト舗装もその一つですね。荒れた庭を片付けた際には赤錆びたコテが出てきました。
ご自身でやられたんでしょうな。
お大事に。
テンプラ舗装とでも言えばいいのかなこれは… ケンスコでガツンと突けば割れるほど薄く、その下からは普通の砂利がザラザラ出てきます。
しかも隅っこは手付かず…何だこりゃ。
この腹立たしい舗装の上にデッキがドーンと据わるわけです。
床サイズは5000mm × 2800mm。
自転車小屋は3185mm × 1850mmですから、だいぶデカいぞ。
かくて賽は投げられた
さぁ果たして本当にyuzは野原ひろしの無念を晴らす事ができるでしょうか。
やる事は多岐にわたりますが、まずは図面をひいて、必要な材料を選定しましょう。その段階で見積もりも出せるはずです。
というわけで始まりましたDIYウッドデッキシリーズです。
そのコスト、成功と失敗、時間…すべてを包み隠さずリアルガチでお伝えしていきたいと考えています。
みなさんにはアドバイスや叱咤激励のコメント等、ご遠慮なくこのシロウト親方に浴びせて頂ければ幸いです。
最後まで読んでいただいたかた、ありがとうございます。
次回記事では構想と図面くらいはお届けできるかと思います。
どうぞ引き続きおつきあいください。
それではみなさんよきDIYライフを!
パナチタンMTB 仕様変更 其の六 インプレと総括
カスタムしたよ! パナチタンMTB
なるか 三度目の正直
こんにちはyuzです。
先日から続けてきたパナチタン改のカスタムですが、前回記事で無事に全ての作業を終えました。
最終形態になるか
すでに一週間のジテツウやブラブラポタリングなどの実走を済ませています。
カスタムの概要を振り返るとともに、
実走行で感じたことをインプレとしてまとめてみようかと思います。
1.フロントフォークの交換
今回カスタムの大きな目玉の一つが、フロントフォークの交換です。これでバイクの走りを決定付けるジオメトリーが大きく変化しました。
変更前のフロントフォークは肩下475mm(乗車時)。変更後は425mmですから、実に50mmの短足化です。
grunge / カーボンリジッドストレート
後輪の軸を中心にしてお辞儀するように自転車の姿勢が変化します。
つられてフォークの角度も立ちましたし、ボトムブラケットの位置も下がりました。
↓↓↓
黄色い水糸は前輪軸と後輪軸を結んだ水平線です。ボトムブラケットとの高低差にご注目ください。
ハンドルバーの位置もグッと下がりましたが、バーを変更し、ライズ量を20mm→75mmと大きく変更しましたから、グリップ位置の大幅な変化はありません。
2.タイヤ・ホイールの交換
もう一つの目玉が足周りの交換です。従来の27.5 × 2.0→26 × 2.35へと交換しました。
外径の変化は誤差の範囲内ですが、タイヤ幅が太くなったことで、エアボリュームの増大が顕著に感じられます。
空気圧を低く抑えることで、グリップを稼ぎつつ、乗り心地の改善も狙えるというムシのいい話です。
ちなみにクリアランスはチェーンステー部でこのくらいです。両側とも3mmほど余裕があります。
もう一回り太い幅2.5のタイヤが、どうかなぁ入るかなぁ、ちょっと入れてみる?という気持ちにさせますね。
3.そして走りは
よくなったよ!
真っ先に気づいたのはボトムブラケットが下がったことによる低重心下ですね。
安定感がかなり増しました。
もともと破綻したジオメトリーでヒラヒラと走っていたパナチタンに、ドッシリ感が出ています。
フロントフォークが1kg以上軽くなったため「もっさり感」が出ることもなく、ショートホイールベース化と相まって、回頭性も少し向上したように感じます。
また、坂道での軽快さは特筆モノですね!サスペンションフォークでは無意味だったタチコギも、軽いリジッドフォークだとグイグイとバイクが進みます。
このダイレクトな乗り心地は久しぶりの感覚です。
山越えもラクになった
サスペンションが無くなって乗り心地はどうか? まぁそれは確かに手首にコツコツ振動は来ますよ。ただ先述のとうり、タイヤのエアボリュームが増えていますから、そこでかなり振動・衝撃を吸収してくれています。
無問題です。
安全祈願
4.じゃあトリックは?
これは半々ですね。やり難くなったワザとやり易くなったワザがあります。
フロントアップに関してはコギあり・なしともに僅かに上げにくくなりました。ハンドル(グリップ)位置は変わらないものの、ボトムブラケット位置が下がったのが原因の一つかなぁ。
まぁこれくらいはすぐに慣れるでしょう。
逆にリアアップに関しては驚くほどやり易くやりました。フォークの短さとサス無しのダイレクト感がキいてるんだと思います。ジャックナイフやジャックナイフターンもしかりです。
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35cmステアケース (段差越え) 余裕だぜ
5.いい話ばっかり…プラシーボだろ
あたりまえです。プラシーボ効果もそりゃありますあります。
しかし自転車なんていうのは乗ってる人間の脳内にどれだけドーパミンを出させるかが重要なポイントでしょう。
キモチいいか否か。
yuzのような気ままな自転車乗りには、それが一番大切なことなのです。
その観点で言えば…文句無しの満点たい!!
ポタリング中に本州を臨む
一つだけネガティブポイントをあげるならば、フォークのコラムが生アルミ色なことですかね。外したフォークはコラムまで黒でした。
ステムの隙間から黒が覗くほうがカッコいいでしょ。カッコだけの話ですが。
いっちょ塗りますか。
↓↓↓
6.とにかく
さっさとまとめんかい
はい。
今回のカスタムは大成功です。
yuzにしては珍しくほぼ全ての点で予想どうりに事が運び、望んでいた効果を得ることができました。いやぁ嬉しい。
そしてこれをもってパナチタンは晴れて第三形態となりました。
ヤマ用のbluepigとの住み分けも明確になったことですし、今後しばらく仕様を変更するつもりはありません。
トリック練習のモチベーションも上がりましたよ!
やっと動画も貼れるようになったし、今後はちょくちょくトリックとかテクニックに関する記事も書いてみましょうかね。
あんまり期待せんとってください。
最後まで読んでいただいたかた、ありがとうございます。
今後もよろしくおつきあいください。
それではみなさん、よき自転車ライフを!