自転車小屋DIY 其の六 壁パネル作成
DIYだよ自転車小屋
鉄槌の音を響かせて
こんにちはyuzです。
自転車小屋シリーズ其の六です。
前回の記事では土台の固定と、壁パネル用の資材調達までご紹介しました。
今回は壁パネルの作成風景を見ていただきたいと思います。
おつきあいください。
木材たくさん
さて、yuzの小屋は2×4(ツーバイフォー)工法と呼ばれる工法で建てられます。実際の作業に先立ちまして、そも2x4工法とはいったい何ぞやという解説を(シロウトなりに)してみましょう。
yuzは大工修行の経験も無い、もちろん建築を学んだことも無いホンモノのシロウトです。そこを鑑みて、どうか広い心で読み流して頂ければ幸いです。
ネコでもわかる2×4とは
訊かせてもらうぞ
Q.2×4とは何であるか?
A.木材のサイズを表す規格です。断面
が約38mm×約89mmになります。2×4工法ではこの規格の木材が主に使われます。ほか1×4や2×6といったサイズもありますが、これらもホームセンターではツーバイ材として同じコーナーに並んでいます。
Q.その工法のメリットは?
A.基本的に柱や梁を必要としないため、従来の工法に比べて技術的な熟練度は求められません。とても乱暴に言えば、簡単に建てられるということです。コストの圧縮、工期の短縮にもつながります。
Q.梁も柱もない…弱いのでは?
A.大丈夫です。その代わりに壁や屋根で建物の剛性を確保しています。「線(梁・柱)で支える」か「面(壁・屋根)で支える」かが違うだけです。
Q.デメリットはないのかの?
A.増築はかなり難しいと言われています。壁そのものが建物の剛性に大きく寄与しているため、建て増し等はなかなか厳しいと。室内の風通しがよくないですとか、サイコロのような外観が嫌だ、という声も聞かれますね。
Q.ふん。でも本当に大丈夫かの?
A.web上に公開されている数多の自作小屋は、そのほとんどが2×4で建てられています。溺れるほど大量に参考事例がありますから、yuzも自作に踏み出せました。不安が全く無いと言えばウソになります。しかしそもそも2×4工法なるものは、大工不足を補うために素人でも建てられる家を、ということで米国で考案された歴史うんぬんかんぬん(以下略)
おやすみ
つまんない話が終わったところで実際の作業を見ていきましょう。
まずはヒドい絵です。
図面?
基礎工事が終わった頃に描きました。木材は全て2×4、板は全て12mm厚の構造用合板(1820mm×910mm)を基本にしています。
この小屋のサイズは幅1820mm、奥行き3175mm、扉の開口幅750mmですから、全型パネルが8枚、半型パネルが2枚、トビラ横パネルが2枚必要というわけです。
記事トップの写真ではそれらの材料が全て写っています。さすがにホームセンターの軽トラを借りて運びました。
ちなみに2×4材は防腐処理済みのものを選びました。最寄りのホームセンターでは、なぜか処理無しのものより安く売っています。不思議です。ありがたや。
購入時にカットしてもらいましたが、本数が多かったので(50本ほど)店員さんはさぞ面倒だったことでしょう。
唸るインパクトレンチ
さぁ始めますよ。まずはツーバイ材を組んで木枠を作成します。インパクトレンチのバッテリーもビンビンです。
直角クランプで固定
下穴は3箇所
75mmのコーススレッドを打ちます
この作業を4隅で繰り返し、真ん中に縦一本木材を追加します。
すると…
全型(1730×910)できあがり
場所を変えて全枚数つくりました。何にも難しいことはありません。インパクトレンチの電池切れに注意するくらいでしょうか。
2枚目以降は直角クランプ使っていません。多少ゆがんでも、このあとの行程で修正できると判断したからです。
中に見えるのは娘ちゃんの頭
ハンマーは振り下ろされた
続いてこの枠に合板を貼っていきます。貼り付けには50mmのコーススレッドと50mmの釘を併用しました。ハンマーはyuzが職人時代に使っていた板金ハンマーです。 打撃音がかなり大きく鳴り響きます。これは早朝夜間は厳禁です。
枠から90mmはみ出させています
お気に入りの道具には気持ちがアガる
あっという間に全て貼り終わりました。合板にピタリと合わせて貼ることで、枠の歪みも修正されます。特に難しいこともありません。
こういう仕事は楽しいですね。
できあがった壁パネル12枚
ちょうどキリの良いところで空模様が怪しくなってきました。
見るや一天にわかにかき曇り
資材と壁をまとめて雨仕舞いしたら今日は終了です。
次回、壁パネル立ち上げ編に続きます。
引き続きおつきあいください。