こちらyuzの自転車小屋

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自転車小屋DIY 其の十六 屋根を葺く

DIYだよ自転車小屋

巴里より愛を込めて


こんにちはyuzです。
自分でできそう自転車小屋シリーズ其の十六をお届けいたします。
前回記事で野地板と防水シートを貼りました。その上に本チャンの屋根材を葺いていきましょう。
長い長い記事になります。
最後までおつきあい頂ければ幸いです。


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現状


おっと屋根の前にまだ少々やることが残っていました。
鼻隠しと両端の垂木にもう一枚木材を追加します。

隠蔽せよ


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杉1×6材 防腐処理済

もともと着色されている材ではありますが、やはり塗装は必要です。垂木と同じウォールナット色です。前もって塗っていました。
右が塗装前、左が塗装後です。


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棟木や軒桁を隠し、ブサイクな鼻隠しの隙間を覆います。屋根の見た目に厚みを加えてやります。


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うんうん

まぁ自己満足みたいな作業ですが、確かに見た目は変わりました。前々回しくじった鼻隠しの空きっ歯も隠れました、よしよし。写真はありませんが、棟側にも同様の処理を行っています。

灼熱のオンデュリン・クラシック


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仏より来たりし深紅の屋根材

フランスのオンデュリン社という会社が造っている屋根材です。その名もオンデュリン・クラシックシート。
軽く、施工性に優れ、実用50年の耐久性を持ち、静粛性にも優れ、見た目もそこそこ洒落ています。水に強い反面、火には弱いようです。

最寄りのホームセンターで6枚買ってきました。色は他にも黒と緑が揃っていましたが、大尉の色は人気がありますからね。灰色の物体はフィラーと呼ばれるものです。


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一枚だけ仮置きして軒側の出代(デシロ)を設定します。60mmほど出して、横桟や垂木との位置関係を把握しましょう。棟側の足りない部分の寸法も確認します。


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端から端まで仮置きします。隣り合わせどうしの重ね幅と屋根両端部(ケラバ)の張り出しを確認するためです。


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よしとなれば固定です。あらかじめ専用キャップを通したコーススレッドを打ち込んでいきます。
糸を張ってコーススレッドが一直線に並ぶように工夫…しませんでした。
1000mmの直尺を置いてバンバン打っただけです。
屋根の上です、少々ズレても誰も見やしません。


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棟側の隙間をカバーすべく、シートを切って寸を詰めました。カッターナイフにCRC556を吹きかけながら切ると調子良く刃が進みます。

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これは切れんわ

ちなみにノコギリではこんな感じです。樹脂が刃に詰まって使い物になりません。


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棟側の隙間も無事に埋まった


「オンデュリン クラシックシート」と検索すれば、公式の施工マニュアルがヒットします。詳しい手順はそちらをご参照ください。yuzの拙い説明は割愛させていただきます。


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フィラーはこの部分を埋めるものです。虫や小動物の侵入・定住を防ぎます。少し手応えのあるスポンジのような素材です。素手でチギれます。


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くまなく詰め込んだらコーススレッドで串刺しにしてやりましょう。
しかしヤボったい色です。スプレーで黒く塗ってやればよかったと小さく悔やんでいます。


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ケラバの端部は、このように折り曲げた上でコーススレッドを打っています。
向こう正面側は軽く曲がってくれましたが、正面側は危うく屋根材が破断するところでした。
これは察するに屋根材の温度によるものだと思われます。
しばし待って日光で暖めると、しんなりと曲げることができました。ホッ。


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色合いも気に入ってます

このあと小屋内からバカ穴の確認をしました。狙いを外した打ち損じコーススレッドはありません。バカ穴ふさぎに竹のお箸と木工用ボンドを準備していましたが、使わずに済みました。よかったよかった。
本日も無事に終了です。

屋根材を葺いたことで、全体の印象が大きく変わりました。人間でいうとカツラ無し⇔有りみたいなもんですよね。変わって当然です。
垂木や鼻隠しに被せた木材の効果は…どうでしょう少なくともyuzは狙い通り屋根の厚みが増してカッコ良くなったと満足しています。


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推しメン力士は松鳳山祐也


さて、工事はいよいよ佳境にさしかかってきました。
次回の記事では内壁、窓枠・ドア枠の作業をお伝えしたいと思います。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。
どうぞ引き続きおつきあいください。