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パナチタンMTB 仕様変更 其の一 はじめに

カスタムするよ! パナチタンMTB

流転の車体


こんにちはyuzです。

かねてからチョイチョイ小出しに予告してきたパナチタンMTBの仕様変更プロジェクトがいよいよ始まります。
現状に大きな不満があってのカスタムではありません。全く違う性格の車体を目指してこの計画は動き出しました。

今回の記事では、プロローグがてらパナチタンの過去・現在・未来について、ざっくりとお伝えできればと思います。
おつきあいいただければさいわいです。


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かってにやれや

panasonic pos titanium 改


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パナチタン 2015

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パナチタン改 2019


yuzのこの車体、正式名称はわかりません。オークションで中古のフレームを購入したものであり、モデル名などのステッカーなどもありませんでした。やむなくpos titaniumとかパナチタンと呼んでいます。さらにお尻に紫電改の「改」をくっつけます。


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これには苦労させられた


もともとはVブレーキ専用だったフレームに、後付けでディスクブレーキの台座を溶接しています。これが「改」たる所以その①。

さらに26インチ用のフレームにもかかわらず、27.5インチのホイール・タイヤを入れています。いわゆるインチアップです。
これが「改」たる所以その②です。


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右:26インチ 左:27.5インチ


MTBのインチアップにまつわるアレコレは既に語り尽くされた感がありますし、この記事では言及を避けます。

ジオメトリーの崩壊


ジオメトリーとは、日本語で「幾何学」を意味します。いろんな場所で使われる言葉ですが、こと自転車に関しては、フレームの各チューブの位置関係、またホイール、フロントフォーク、そしてフレーム本体の位置関係を指しています(おおざっぱな説明)。


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参考) とあるジオメトリー表


フレームは設計の段階で、どのくらいの長さのフロントフォークを入れるか想定して造られます。それを無視すれば、本来の自転車の性能を引き出せぬばかりではなく、乗りにくく危険でもあり、最悪フレームの破損を招きます。


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現状のフロントフォーク


このフロントフォークはSR SUNTOUR / EPIXON 27.5。ストローク可変タイプです。チョチョイとさわれば80~140の間で4段階に設定できます。
愚かにもyuzは一番長い状態で遊んだりしてたんですね。いやすごく乗りにくいんですけど、まぁふざけてたんですよ。
おそらくフォーク長の推奨値より100mmほど長かったと思いますが…
その結果


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生々しく残る補修の痕跡


フレームは見事に破損しました。
yuzのあさはかさと下手くそなトリック遊びが招いた事態です。
これをもってパナチタンはヤマから降りることとなります。

そして街乗り専用へ


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その後スリックタイヤに履き替え、ギリギリ安全に走れるフォークのストローク長に設定しなおして、現状の姿に落ち着いているわけです。腰高で安定性に欠ける反面、フロントアップなどの立体的なムーブはとてもやりやすい…愛しくも変なバイクですよ。


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ほんで これから どうすんねん

仕様変更概要


今回変更する部品は

・ フロントフォーク
・ 前後のホイールとタイヤ
・ ハンドルバー
ブレーキローター
・ ブレーキホース
・ シフトワイヤー

クラシックなフレーム特性を活かしながら、現代風のトレンドをミックスすることで、今までのパナチタンとはまるっきり異なるテイストに仕上げるつもりです。
yuzの狙い通り事が運べばジオメトリーの適正化もできるはず。
すでに部品は着々と揃い、あとはハンドルバーが台湾から届くのを待つばかりとなりました。
いよいよ次回から実作業を進めていきます。


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この姿も見納めか


最後まで読んでいただいたかた、ありがとうございます。
引き続きおつきあいください。

それではみなさんよき自転車ライフを!