MTBルック車軽レストア 其の七 足周り・コクピット周り
素人レストア! パナルックMTB
大人のキックバイク
こんにちはyuzです。
~Mさんからプチレストアの依頼で預かったパナルック。やっとこさ組み立てが始まって、前回はフォークとフレームが一体化した。今回の作業で少し自転車らしい見た目になるはず。納期がどんどん延びているぞ! シリーズ第七弾『足周り・コクピット周り』
タイヤ・チューブ
『Panaracer / リッジライン 26×1.95』と『Amazonで買ったチューブ』です。タイヤはyuzの在庫品で、ほぼ新品みたいなもんです。チューブはMさんのリクエストを受けて英式バルブ(ママチャリ式)を選びました。
軽く空気を入れて膨らましたチューブをタイヤに仕込みます。この時にネジれやヨリがないことを確めましょう。
バルブをホイールリムの穴に差し込み、全周にわたってタイヤをはめ込んで、チューブの噛みこみが無いことをよく確認したら空気を入れます。
このナットも忘れずにシメましょう。
英式バルブは空気圧の測定ができません。タイヤを両手でグッと押して少し凹むぐらいでいいはずです。カワウソ店長が言ってました。
前後とも15mmのナットで取り付けます。ガッチリとシメましょう。
おぉ。グッと自転車らしくなった。
ステム・ハンドルバー・サドル
使い回し画像(しかも磨き前 )
ステムです。これはスレッドステムとかクイルステムとか呼ばれる類いですね。
上画像のボルトがステム固定ボルトです。長い長いボルトがステム本体を貫通して下画像のハス切り部品と繋がっています。『臼(うす)』と呼ばれる部品です。
グリスを塗ってヘッドチューブ内のフォークコラムに挿入します。任意の高さで固定ボルトをシメ込んでやると、臼どんが引き上げられ、やがてコラム内で内側から突っ張る形で固定されるわけです。
よくできてるでしょ。
スペシャライズドのハンドルバーです。中央のクランプ径25.4、幅640mm、ライズは20mm。Amazonで探してサイズの条件に合うのはコイツだけでした。ステムに取り付けます。
目盛りを目安にセンターを出して固定すれば一丁あがりです。
スペシャのロゴはキレイに隠れました。
サドルとシートポストですか。
こんなもんグリス塗って突っ込んどけばいいんですよ。はいズボー。そんでムギュッ。
ここは雨水の侵入による錆の被害を受けやすい部位です。最悪の場合固着して抜けなくなります。グリスはたっぷりモリモリ塗りましょう。
ハミ出たら拭けばいいんですから。
できたの?
はい。試し乗りいってきます。
そぼ降る雨の間隙を突いて近所の公園にやってきました。ノーブレーキ、ノーライト、ノーペダル、ノークランク、ノーチェーン、もひとつおまけにノーグリップ…ハネ満ですね。もちろん押してきましたよ。
幸い公園には誰もいませんシメシメ。
地面を足で蹴ってドタバタスイーと走ってみました。サスの動きやハンドリング、車輪の転がりに違和感はありません。ポジションもよさそうです。
26インチフルサスキックバイク
晩ごはんの時間が迫っています。本日の作業はここまでとしましょう。もうすぐですよMさん。
最後まで読んでいただいたかた、本当にありがとうございます。
次回からドライブトレインの作業が始まります。
また引き続きおつきあいください。
それではみなさんよき自転車ライフを!
MTBルック車軽レストア 其の六 フォーク取り付け
素人レストア! パナルックMTB
待ちに待った時が来たのだ
こんにちはyuzです。
~ド汚いフロントフォークのプチOHも終わり、いよいよついにMさんのパナルック組立が始められる。何をさておきコイツからだな。ヘッドパーツを介してフォークとフレームを合体させてやる。シリーズ第六回『ヘッド周り』~
やっとはじまるのか
はい、ついに自転車の組み立てが開始されます。長かったなぁここまでが。
では今回の登場人物を見てみましょう。
右はフォーク、左はフレーム、そして中央のステン皿はヘッドパーツと呼ばれる部品群ですね。本日の主役です。
ハンドリングの良し悪しに直結する、とても大切なヤツらです。あらかじめパーツクリーナーと台所用中性洗剤で隅々まで洗浄しています。
下からダストシール、ベアリングリテーナー、ベアリングリテーナー、上玉押し、ベロワッシャー、ロックナットという面子です。
さらにフレームのヘッドチューブ上下には
上ワン
下ワン
さらにさらにフォークの首根っこには
下玉押し
これら全てが一揃いでヘッドパーツというわけです。このパナルック号の場合は、ママチャリなどの一般車に採用されているスレッド式といわれる種類になります。
ヘッドパーツやフロントフォークには種類や規格が多種多様に存在しますが、その辺りの説明は割愛させてください。
さぁ始めましょう。
グリスはこいつを使います
自転車イジりの専用品、SHIMANO / プレミアムグリスです。キレイな色以外は何がいいのかわかりません。
まぁこういう回るとこにはこれ使っとけばいいでしょう。
フォークの首根っこにダストシールとベアリングリテーナーを差し込みました。
双方ともにグリスをしっかり塗っています。ダストシールはゴムのようなプラスチックのような素材の一見頼りないヤツですが、異物や水の侵入を防ぐ役割があります。
ベアリングは下ワンとの間に収まって回転をスムーズにしてくれるものですね。
ヘッドチューブに差し込むとこんな感じになります。
2つ目のベアリングを仕込みます。
ベアリングの方向は、下・上ともワンに向ければいいはずです。
上玉押しです。フォークコラムのネジ山に取り付けていきます。グリスはモリモリ盛りましょう。
上玉押しのシメぐあいでハンドリングの滑らかさが大きく変わってきます。
ユルすぎればガタが出る、キツすぎれば動きがシブい、ちょうどいいところを狙いましょう。
よしとなればベロワッシャーの出番です。コラムのネジ山に溝が見えるでしょうか。この部分にベロがハマるわけです。非常に重要な部品です。
オーラスの部品が登場しました。ロックナットです。コイツは緩まないようにガッチリ締め付ける必要があります。
この時にベロワッシャーが活きるわけです。もしベロワッシャーがなければ、ロックナットと下玉押しが供回りしてしまいます。よく考えられた部品構成ですよね。
*非推奨作業*
本締めの際はこういったシメかたになります。本来であれば、下玉押し部にはヘッドスパナという専用工具を使います。薄い32mmのスパナです。しかしyuzは持っていません。画像のようにウォーターポンププライヤーを使いました。
プライヤーとモンキーをシメ合わせるように使って充分なトルクをかけてやります。
最後にクルクルとフォークを回したり、上下に揺さぶったりしてガタの確認、回転ぐあいを確かめます。
今回は2回目で納得の仕上がりになりました。まぁまぁです。
これにて合体作業はひとます終了です。
あとは完全に車体を組上げて実際に走ってから、最終的な確認をしようと思います。
最後まで読んでいただいたかた、本当にありがとうございます。
次回はタイヤやホイールの足周りとステムやハンドルのコクピット周りの作業をお届けする予定です。
どうぞまたおつきあいください。
それではみなさんよき自転車ライフを!
MTBルック車軽レストア 其の五 フロントフォーク
素人レストア! パナルックMTB
組立を始めると言ったな、あれはウソだ (ゴメンナサイ)
こんにちはyuzです。
~積年の汚れを落としてサッパリしたMさんのパナルック。さぁ交換する部品も全て揃って準備は万端、いよいよ組立が始まるかと思いきや! おっとその前にこいつを忘れていたぜ。シリーズ第5弾『フロントフォーク』~
フォークのプチオーバーホール
台湾のメーカーRSTのサスフォークで『OMNI 191 c7』というモデルです。少し動きがシブいため分解してグリスアップしてやろうと思います。
web上にはメンテの実例など全くありませんが、バネ式で調整機能も一切ないモデルです。中身もシンプルなはず。
ROCKSHOX / SECTER gold
ちなみにこちらは現在主流のエア式サスペンションです。手前の青いノブはコンプレッション調整、奥の黒いキャップの下にはエア注入バルブがあります。
ひるがえってコイツは…
黒いキャップが両側にありますが、調整ノブではありません。ダミーでしょうか。
無視します。
み~つけた
逆さにするとボルトに出会えました。
この2本を外せば、外筒と内筒が分離できるはずです。うんうん。
サスフォークを分解する際に気を付けるべき点は、ズバリ安全第一です。
内筒と外筒の縁が切れた瞬間に、一方がバネまたはエアーの力で発射されたら大事故につながりかねません。人体に当たれば軽いケガではすまないでしょう。
エアサスならば筒内の空気を抜いてやるだけですが、今回はこういった手段を講じます。極太インシュロックによる結束です。
これで安心して分離作業にかかれます。
4mmでーす
前回の清掃時このボルトのサビは落としていません。レンチのかかりが甘くなるのを恐れてのことです。
少し固かったですが、調子よくクルクルと回ってくれます。よしよしいい子だ。
と思ったのも束の間、ボルトが内部機構と供回りし始めました。これはいけん。
さぁどうだい
少しわかりづらいですが、インシュロックを2本追加しました。外筒から内筒の肩にかけています。フォークに体重をかけ、筒内のバネを目一杯縮めながらの結束です。中身をガチガチに圧縮してやることで、供回りを防げるでしょう。
目論見どうりボルトの供回りもなく、内・外分離がかないました。
この銀色の内筒の中にバネが入っているはずです。
あれ?
あれれ?
これは予想外でした。yuzの予想ではこの銀色部分は2面幅ナットのような形状で、モンキーで回して外せばバネが出てくる…はずだったのに。
どう見ても外せそうにありません。
2面幅ナット参考画像
ならばオマエか
ご名答
ダミーキャップかと思ってたらあらま。ウォーターポンププライヤーで回すとスッポリ抜けました。意外だったなぁ。
では10年間放置されたバネと対面します。ちょっとグロいですよ。
出てきましたきました。
10年の月日をかけて劣化を続けたグリスです。見た目の不愉快さは暴力的と表現したくなるほど強烈です。しかも何とも言えない異様な、胸が悪くなるようなニオいを放っています。
勇気を出してまじまじ見てみましょう。
オエー
見れば見るほどキモチわるいです。
そしてこのニオいは…あぁ思い出しました。遠い昔、中華料理店の厨房撤去工事の時に嗅いだことがあります。オイルパンの中の腐った油と同じニオいです。
洗い場へ急げ!
流水とパーツクリーナーで汚物を吹き飛ばしつつ、たっぷりのJOYで洗いました。完璧に油分を飛ばす必要もないはずです。ほどほどにします(早くやめたい)。
そこそこキレイになったところで新しいグリスをたっぷりどっぷり盛ってやります。もちろんバネだけではなく、内・外筒の内壁にもグリスを塗り込みました。
グリスは万能と言われる(書いてある)コイツです。サスフォーク専用グリスなどもありますが、yuzは持っていません。
組み上げはバラしと逆の手順を丁寧に踏んでいくだけです。ボルト類が確実にシまっているかは何度でも確認しましょう。指差呼称ですよ。ボルトよし、キャップよし。
最後にはみ出たグリスを拭き取ったらプチオーバーホールは完了です。
実際に車体に組んで走らせてみないことには正確な事は言えませんが、体重をかけてストロークさせてみた感じでは悪くないですね。シブさがなくなってスムーズに動いてくれています。
今回の作業は成功と言っていいでしょう。
後半から急に手抜きになっとるぞ
すいません両手ともグリスまみれで写真が撮れなかったんです。
記事は尻すぼみになってしまって少々不本意ですが、実作業としては満足できる結果になりました。
ひさびさに自転車イジりらしきことができましたね。
やはり楽しいもんです。
長い長い記事になってしまいました。
最後まで読んでいただいたかた、ありがとうございます。
次回はいよいよ自転車の組み立てが始まります、いや今度こそ。
どうぞ引き続きおつきあいください。
それではみなさんよき自転車ライフを!
MTBルック車軽レストア 其の四 各部の洗浄
素人レストア! パナルックMTB
積年の垢を落とす
こんにちはyuzです。
~Mさんから預かったPanasonic製ルックMTB。酷暑のさなか自転車小屋内での分解作業でyuzのHPはみるみる減っていった。しかしその甲斐あってバラしは完了。作業は新たなフェーズに突入していく。シリーズ第4回『洗浄』~
前後変速機
↓
↓
中性洗剤が大活躍です。joyですよjoy。
汚れとホコリを擦り落としたらかなりキレイになりました。
その後オイルアップもしています。
ステム
↓
↓
1番いっしょけんめい磨いたのがこのステムです。なんといっても運転中は常に目につくところですから。
コンパウンド+手磨きで頑張りました。
当初の思惑どうりピカッと光ってくれて嬉しいかぎりです。
その他にもフォーク、クランク、シートポストや小物なども磨きましたが、長くなりすぎるので割愛します。語るべきこともあまりないし。
おざなりにしおって
こうして今回のレストアで最も退屈な工程が終わりました。いやぁ実につまんない作業です。
『めんどくさ~』→『やったぜピカピカや』→『めんどくっさ~』→『よっしゃ』の延々繰り返しですよ、ふぅ。
そして
ジャジャーン
Amazonで注文していたパーツ達が出番を待っています。これにyuzの在庫品を合わせれば、今回必要な部品は全て確保されました。
こんなの見るだけでウシシ腕がなるぜ。
最後まで読んでいただいたかた、ありがとうございます。
次回からいよいよ待望の組み立て作業が始まります。分解のときは全く説明なしでしたが、組み立ては細かく説明しながらお伝えしたいと思います。
引き続きおつきあいいただければ幸いです。
それではみなさんよき自転車ライフを!
MTBルック車軽レストア 其の三 分解
素人レストア! パナルックMTB
バラバラバンバ・バラバンバ
こんにちはyuzです。
~Mさんからレストアを依頼された自転車は、まさかのPanasonic製フルサスMTBルック車だった! 再生に必要な部品の確保を進めつつ、yuzは実作業にとりかかる。シリーズ第3回『分解』~
覚悟はよいかパナルック
チギっては投げチギっては投げ
場所を小屋の中に移して作業を始めます。長らく納屋にて放置されていた車体ですし、フレームもアルミ製ですから、錆の被害は控えめです。
錆による被害を最も受けやすいシートポストからバラしていきます。
あっさりスッポリ
内部も、まぁキレイなもんですイイヨイイヨ。
ここさえ抜ければ、あとは怖いもんなしですね。
再利用する部品は丁寧に、廃棄する部品は大胆に引っ剥がしていきます。
子どものころ、実家の時計をバラバラにして楽しんだことはないですか。yuzは何度もあります。分解って面白いよね。
今回は誰に怒られることもありません。
思う存分バラします。
さらばテクトロVブレーキ
グリップは再利用します。慎重に抜きました。細い六角レンチで隙間を開けて、パーツクリーナーを注ぎ込み、グルグルスポンです。
左側(リア)ブレーキレバーが外れませんでした。ボルトの錆がヒドく、六角レンチがかからないのです。
まぁいいや、このままステムから引っこ抜きました。
ハンドルもブレーキレバーも廃棄ですから。
さらば開かずのチェーンロック
こんな調子でサクサクやっていきました。
あまりクドクド説明するのもヤボです。
ワイヤー、チェーンを切ってクランク抜いてホイール外してあれもこれも取っ払って…
分解率82%くらい?
捨てるのも難儀や
分解作業が一段落しました。
再利用するパーツを見ていきましょう。
サドルとシートポスト
クランクとチェーンリング
左右シフター、グリップ
前後変速機
ステム
小物
スタンド
前後ホイール
それにしても…
あとはフォークを抜くだけなんですが、小屋の中はヒドい暑さです。
ドアと窓を開け放し扇風機をブン回していますが、汗が止まらん。まるでサウナだ、これはヤバいぞ。
趣味の時間で健康を害するのは愚の骨頂です。ひとまず外に出ます。
玄関前作業場
場所を移してちゃちゃっとフォークを抜きました。
この手のスレッドフォークはフレームから抜くとボールベアリングなどの小物が外れてきます。
紛失しないように気を付けなくてはいけません。
磁力皿と小物
分解率90%くらいかな
バラしはこの辺でカンベンしてもらいましょう。ボトムブラケットとリアサス外し、フレーム前・後分離は…やりません、というよりできません!
ボルトの錆が手強くてyuzには自信がないです。
ほぉーん (実家猫:ガチャコ)
すいません中途半端で。あとは各パーツをピカピカに清掃して磨いて調整もキチンとやりますんで、どうかひとつよしなに。
ということで、パナルック分解編はここまでとなりました。
最後まで読んでいただいたかた、ありがとうございます。
次回からは各部の美装作業に移ります。
まず、やはり大物のフレーム、フォーク、ホイールからでしょうね。
また引き続きおつきあいいただければ幸いです。
それではみなさん熱中症に気をつけて、よき自転車ライフを!
MTBルック車軽レストア 其の二 現状確認・見積り
素人レストア! パナルックMTB
取捨選択
こんにちはyuzです。
MTBルック車レストアシリーズの第2回目をお届けします。
前回記事でその全貌を現したMさんのパナルックフルサス。今回は細部をじっくり観察していきましょう。その上で交換する部品にかかる費用も概算します。
パッと見たところでは、「意外にキレイだ」というのが第一印象です。
聞けば雨ざらしではなく、納屋の中で死蔵されていたといいます。
なるほど。
フレーム
全体的にヤレてはいますし、ところどころ擦り傷や汚れはありますが、大きなダメージはなさそうです。
“6061 ALLOY FRAME”とステッカーが語っています。あらまアルミ合金製のフレームなんですのね。どうりでリアサスのボルト等とうらはらにフレーム自体にはサビが見られないわけです。
こんなものが貼ってありました。
TSマークと呼ばれるステッカーです。
一番下には日付が書かれています。
“21年3月31日”
おおよそ10年ほど前ですか、まだ捨てるには惜しい。
フォーク
RSTという台湾メーカーの“OMNI 191 c7”というモデルだそうです。
インナーレッグは少しサビが浮いています。磨くしかないでしょう。
サスをストロークさせると「ガシュンガション」とイヤな音を聞かせてくれます。これは分解してグリスアップせねば…
ハンドルを操作したときの感覚もなんだかゴロゴロしています。ヘッド周りも要整備ですね。
前後ギア・変速機
前3×後6の18段変速ですね。
しかし変速機もギアもよく汚れています。交換はコストがかかりすぎますので、清掃・整備で再利用するつもりです。
サドル
破れ等ありません。充分に使えます。これはいいものです。
ちなみにシートポスト径は27.2mmになります。
我が家のジャンク庫に在庫があったかなぁ、あれば交換するのもいいですね。
ステム
カチ上げのスレッドステムですね。
くすんではいますが、磨けば光るでしょう。
クランプの径は25.4mmです。
シフター
いわゆるグリップシフトと呼ばれるタイプです。これは使いますよ。グリップもベタつくことなく、いい状態を保っています。サドルと並ぶ嬉しい誤算です。
タイヤ
いわゆるセンタースリックと呼ばれるタイヤですね。電撃ネットワーク南部さんの髪型のようです。
前後輪ともパンクしています。
タイヤ、チューブまとめて捨てましょう。
タイヤはyuzの在庫と交換、チューブは新品購入です。
その他
チェーン、ワイヤー類、ハンドルバーも新品に交換です。ペダルはyuzの在庫を使います。
前後のフェンダーも捨てます、永遠にさようなら。
ホイール
痛恨のミスでホイールの写真を撮り忘れました。リムは汚れとキズがヒドく、ハブもサビが浮いていますが、何とか再生させねばなりません。実作業時にはbefore→afterしっかり写真撮ります。ごめんなさい。
交換部品まとめ
ブレーキ:yuz在庫使用
タイヤ:yuz在庫使用
ペダル:yuz在庫使用
各種ワイヤー:新品購入
チェーン:新品購入
チューブ:新品購入
ハンドルバー:新品購入
以上の結果になりました。新規に購入するパーツをamazonで探してみたところ、総額で7,000円ほどです。
Mさんにその旨メールで報告すると、「ユー、やっちゃいなよ!」と快く了承してくれました。ホッ。
これにて現状確認と見積りは終了です。
今後の手立ては?
はい、amazonで部品を注文しつつ、自転車をバラせるところまでバラしてやります。フレーム、ホイール、変速機、小物…バラバラにしたところで、それぞれを清掃してやるつもりです。
最後まで読んでいただいたかた、ありがとうございます。
次回の記事ではパナルックをバラバラに分解していきます。
どうぞ引き続きおつきあいください。
きっと楽しいですよ。
それではみなさん、よき自転車ライフを!
レガシィBH5 パワステオイル交換
くるまDIY パワステオイル交換
油の一滴は血の一滴
こんにちはyuzです。
今回は珍しく自動車関連のDIY作業をお届けしようと思います。
最後までおつきあいいただければ幸いです。
オイラのポンコツ
スバル レガシィBH5 2003
16年落ちとご高齢ですが、まだまだ頑張ってもらうつもりです。荷物はたくさん載るし、踏めば元気にカッ飛んでくれます。燃費以外には非の打ち所がありません。
今年の春には車検も通しました。
あと4年は乗りたいかなぁ。
キタナイエンジンルーム
油脂類の交換はyuz自身で行っています。
今回はパワステオイルを交換してやりましょう。交換サイクルは2年です。
ちなみにエンジンオイルは今年の10月に交換する予定です。
準備と作業手順
黄色いフタがリザーバタンク
エアインテークダクト取り外し
DIYでパワステオイルを交換する場合、希釈交換法という手法を使います。
以下手順です。
① リザーバタンクから古いオイルを抜く
② リザーバタンクに新オイル入れる
③ パワステを作動させて新しいオイルと古いオイルを混ぜる
これを繰り返すことでリザーバタンクだけでなく、オイルラインの中まで新油に入れ換えていくということです。
ローリング・ストーンズのK・リチャーズが重度の薬物依存に陥っていた頃、この希釈交換法で全身の血液を入れ換えたと噂されていました。もちろんガセですよ。
秘密兵器製造
100均のポンプボトル
インパクトレンチ+10Φキリ
ポンプボトルの下の方に穴を開けて、吸い上げ用のホースをセットします。
吐き出し口にも同様にホースを
できあがり
もちろんボトル本体を捨てて、ポンプだけでも機能的には問題ないのですが、作業の効率を考えればボトルは活かしたほうがよいかと思います。
実作業
よごれとるの~
ポンプをキュポキュポしてやります。茶色く劣化したオイルが登ってきているのが見えるでしょうか。廃油受けには適当な缶を使いました。300mlほどでリザーバタンクは空になります。
空になったリザーバタンクに新しいオイルを定量注いだら、エンジンをかけて、ハンドルを左右に思い切り切り返します。ロックtoロック5連発です。こうしてパワステを作動させることで、オイルラインの旧オイルとリザーバタンクの新オイルが混ざり合うという寸法です。
この時、リザーバタンクのフタは閉めません。なんとなくその方が新旧オイルがよく混ざるような気がしてのことです。
さぁエンジンを切って、また最初から繰り返しです。3回、4回と回を重ねる毎に吸い上げるオイルがだんだんキレイになっていきますよ。
6回目に吸い上げたオイルが、こちらです。
ここまで来ればよろしかろうと思います。あとはオイルを定量いれてリザーバタンクのフタをしっかり閉め、エアインテークを復旧してやれば作業は終了です。
廃油は行きつけのガソリンスタンドにでもお願いして捨ててもらいましょう。
yuzは勤め先で捨てます。